
データを集めビジネスに活用しようとチャレンジしたときに陥る状況が次です。
- 「見える化」したのに、収益が上向いた感があまりない
- 分析しても分析しているだけで、成果が生まれるイメージが湧かない
- 高精度のモデルを構築したのに、なぜか現場で活用されない
- そもそも、溜めたデータをどう活用すればいいのか分からない
共通するのは、データ活用が上手くいっていないということです。では、データ活用が上手くいっていないと感じたら、どうすればいいのでしょうか。突破の方法は色々あります。その1つが、インフォメーションとインテリジェンスの違いを意識する、ということです。今回は「データ活用が上手くいっていないと感じたら」というお話しをします。
【この連載の前回:(その282)ビジネス インテリジェンス ツールへのリンク】
1. 記録された情報はすべてデータ
あなたは「データ」と聞いたとき、どのようなデータを思い浮かべるでしょうか。
例えば……
- センサーから生み出されるデータ(ローデータとも言われる)
- アンケートの回答データ(ローデータとも言われる)
- ローデータを加工しデータベースに格納したデータ
- そのデータを集計した結果(集計データとも言われる)
- 様々な分析技術を駆使し導き出した分析結果や予測結果
- その分析結果や予測結果などをもとにしたレコメンドや提言(多くの場合、テキストデータ)
……など。
データと聞いたとき、データの発生源から生み出されたローデータをイメージする人もいれば、ローデータを綺麗に加工しデータベースに格納したデータテーブルをイメージする人もいます。さらに、集計結果や分析結果、予測結果などもデータです。それらをもとにしたレコメンドや提言も、テキスト(文章)で表現されたものもデータです。記録された情報はすべてデータです。数字である必要もありませんし、文字でも画像でも音声でも構いません。すべてデータです。
2. インフォメーションとインテリジェンス
このようなデータには、アクションに直接結びつけられるかどうかで、次の2つの状態があります。
- インフォメーション
- インテリジェンス
どちらも日本語では「情報」と翻訳されます。しかし、データ活用上は大きく意味が異なり、次のようになります。
- インフォメーションは、見ただけではアクションを起こすことが「できない」データ
- インテリジェンスは、見ただけでアクションを起こすことが「できる」データ
この違いは、データをビジネスで活用する上で、強く意識しておいた方が良いでしょう。





