データ分析は必ず「アクション」まで導き出す データ分析講座(その140)

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◆ データ分析で導き出す5つのこと

 データによる課題解決を考えた時、「データ分析講座(その139)データから未来とアクションを検討する」で述べましたが、次の3つのことをデータから考えていきます。

  (1) 何が起こっていたのか(過去)
  (2) どうなりそうか(未来)
  (3) 何をすれば良いのか(アクション)

 データ分析をするとき、必ず(3)の「アクション」まで導き出しましょう。そうしないと、単なるデータ分析で終わってしまいます。目指すは、データ分析・活用(現場でデータ分析を結果を活用し成果を出す)です。では、具体的にどのようなデータ分析を実施すればいいのでしょうか。今回は「データ分析で導き出す5つのこと」というお話しをします。



1、データ分析で導き出す5つのこと

 「データ分析から導き出す5つのこと」とは以下の通りです。

  • 事実:データから直接分かることは何か?
  • 解釈:データの裏側で何が起こっているのか?
  • 延長:そのまま何も対策を打たないとどうなるのか?
  • 対策:どのような対策を打つべきか?
  • 解決:対策を打つとどうなるのか?

 この順番で実施すれば十分です。実施することで次の3つをデータで考えていくことになります。

  (1) 何が起こっていたのか(過去)
  (2) どうなりそうか(未来)
  (3) 何をすれば良いのか(アクション)

(1) 何が起こっていたのか(過去)

 「何が起こっていたのか」では「データ分析から導き出す5つのこと」から次の2つが該当します。

  事実:データから直接分かることは何か?
  解釈:データの裏側で何が起こっているのか?

 データから「事実」を把握し、何が起こっていたのかを「解釈」するためのデータ分析を実施します。

(2)どうなりそうか(未来)

 「どうなりそうか」では上記5項目から次の2つが該当します。

  延長:そのまま何も対策を打たないとどうなるのか?
  対策:どのような対策を打つべきか?
  解決:対策を打つとどうなるのか?

 データから「そのまま何もしないとどうなるのか(延長)」「問題が起こりそうならばどのような対策を打つべきか(対策)」「対策を打つとどうなるのか(解決)」のためのデータ分析を実施します。

 対策案の効果の大きさは、「延長」と「解決」のギャップの大きさになります。単純に考えれば、複数の対策案の中から「効果の最も大きい対策案を選べばいい」と思われがちです。しかし「コストパフォーマンス(費用対効果)」や「会社のブランドイメージを壊さない」など、幾つかの評価軸をもとに決定する必要があります。

(3) 何をすれば良いのか(アクション)

 「何をすれば良いのか」では同様に5項目から次の2つが該当します。

  対策:どのような対策を打つべきか?
  解決:対策を打つとどうなるのか?

 (2)の「どうなりそうか(未来)」とほぼ同じではないかと思われがちですが、ちょっと異なります。「何をすればよいのか(アクション)」では、(2)の「どうなりそうか(未来)」で出された、いくつかの「対策案」とその「効果の大きさ」(延長と解決のギャップ)をもとに、実施する対策案を検討し決定するためのデータ分析を実施します。

2、5つのデータ分析・活用タイプ

 「データから考える3つのこと」(何が起こっていたのか・どうなりそうか・何をすればよいのか)は「データ分析から導き出す5つのこと」(事実・解釈・延長・対策・解決)と密接に関係します。

 そのため「データ分析から導き出す5つのこと」を念頭にデータ分析することで「何をすれば良いのか」というアクションが導き出せます。データ分析をする時、必ず「アクション」まで導き出しましょう。そうしないと単なるデータ分析で終わってしまいます。

3、データ分析:今回のまとめ

 今回は「データ分析で導き出す5つのこと」というお話しをしました。データを使い課題解決を考えた時、何が起こっていたのか(過去)、どうなりそうか(未来)、何をすれば良いのか(アクション)をデータから考えていきます。

 データ分析をする時は必ず「アクション」まで導き出しましょう。具体的には「データ分析から導き出す5つのこと」をデータから導き出すような分析を実施しておけば十分です。要するに「データ分析から導き出す5つのこと」(事実・解釈・延長・対策・解決)を念頭に分析を実施することで「何をすれば良いのか」というアクションが導き出せます。

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