スキルの共有 会話を通して物流改善スキル向上(その1)
◆ 物流勉強会での気づきとは
上級レベルの会社は、社内で物流改善スキル向上のためのカリキュラムを組んでいるところがあります。皆さんは物流改善スキルを学ぶためにどのような取り組みをされていますでしょうか。セミナーを受けたり社内勉強会を開催したりすることが一般的だと思います。社内の先輩社員が新入社員や部署間異動者に対して教えるといったこともよくあることだと思います。
会社でよくあるパターンが個人の中にノウハウとして蓄積されることです。蓄積されること自体は非常に良いことなのですが、それが水平展開されないことに問題がありそうです。「輸送に関する知識であればAさんに聞けば分かる」、「荷役に関する知識であればBさんに聞けば良い」というようなことになっていませんでしょうか。
会社として物流改善の総合力を向上していくのであれば、皆でスキルを共有していくことが望ましいと思われます。そのために定期的に勉強会を持ち、その分野でのスペシャリストが先生になって教える、といった仕掛けを作ってみてはいかがでしょう。
教えられる方も勉強になりますがそれ以上に教える側にとっても学びの場となること請け合いです。教える人は受講者からいろいろな質問を受けることになります。そうなると今まで自分が気づかなかったような点に気づかされるケースが出てくるのです。
「こういった見方や考え方もあるのだ」という気づきです。これは相手の意見を受け入れてこそ身につくものです。物流に関するノウハウに限らずすべてについていえることです。
このケースでは輸送や荷役、保管など物流に関する知識、そしてそれらを改善するための着眼点などを教える人が受講者と会話をする中で出てくることです。つまりお互い会話を通して物流改善スキルが磨かれていくということなのです。
次回に続きます。
続きを読むには・・・
この連載の他の記事
現在記事
「サプライチェーンマネジメント」の他のキーワード解説記事
もっと見る調達物流 儲ける輸送改善 (その6)
【儲ける輸送改善とは 連載目次】 1.輸送改善はなぜ『おいしい』のか 2.輸送改善のための工場環境整備とは ...
【儲ける輸送改善とは 連載目次】 1.輸送改善はなぜ『おいしい』のか 2.輸送改善のための工場環境整備とは ...
SCMの適切な評価指標 SCM最前線 (その13)
前回のその12に続いて解説します。 4. 適切なSCM評価指標がないことで発生する製造業の問題 適切なSCM指標が...
前回のその12に続いて解説します。 4. 適切なSCM評価指標がないことで発生する製造業の問題 適切なSCM指標が...
最先端のSCMテーマ、S&OP SCM最前線 (その5)
1. S&OPとは 今日の最先端SCMテーマといえば、一番に上げられるのは、S&OP(Sales & Oper...
1. S&OPとは 今日の最先端SCMテーマといえば、一番に上げられるのは、S&OP(Sales & Oper...
「サプライチェーンマネジメント」の活用事例
もっと見るコモディティでない物流商品とは 提案型物流営業の基本(その3)
◆ お願い営業とストーリー営業 荷主が真に求めているのは付加価値の高い物流商品です。コモディティではない物流商品をどのように開発し...
◆ お願い営業とストーリー営業 荷主が真に求めているのは付加価値の高い物流商品です。コモディティではない物流商品をどのように開発し...
サプライチェーン・マネジメント 物流の地位向上に向けて(その5)
◆ サプライチェーン・マネジメント ~ 顧客の期待値に応える水準とは 物流は「よくできて当たり前」ととらえられがちです。 指定...
◆ サプライチェーン・マネジメント ~ 顧客の期待値に応える水準とは 物流は「よくできて当たり前」ととらえられがちです。 指定...
提案ができるスタッフの育成とは:物流スタッフの効果的育成法(その6)
1. 工程分析で分かること プロセスは「加工」「運搬」「検査」「停滞」に分類することが一般的です。では例を挙げて考えていきましょう...
1. 工程分析で分かること プロセスは「加工」「運搬」「検査」「停滞」に分類することが一般的です。では例を挙げて考えていきましょう...






