もの・人・お金の管理 物流センターマネジメント(その1)
◆ WMS(Warehouse management system)のカバー領域
物流センターで必要となるマネジメントとは何でしょうか。顧客の製品の入出庫管理は当然として、顧客の在庫管理や預かり品の品質管理などに取り組まれているのではないでしょうか。
その一方で、センター長が自分のセンターが儲かっているのかどうなのかについては当然分かっていなければならないのですが、自社の収益管理や労働生産性管理などについてはいかがでしょうか。財務会計の結果が本社の経理から送られてきて初めて「こんな状態だったのか!」と驚かれることもあるでしょう。
しかしそれでは遅すぎるのではないでしょうか。物流センターの収支は、毎日の結果が翌日に分かるようにしたいものです。収益にも影響する一因としての要員管理についても同様です。予定以上に労務コストが伸びてしまっている場合には残業の取り止めや、パートさんの時間短縮などで対応したいものです。
そのためにも現時点での物流センターの収支は必要なのです。最悪なのは収支状況に気づかずに、そのまま月末までやり過ごしてしまうことです。月の途中で収支を認識していれば打つ手があったものを、やり過ごすことで傷口を広げてしまうことが実際にあるのではないでしょうか。
物流センターをマネジメントするツールとしてWMS(Warehouse management system)があります。ではこのツールでセンターがマネジメントするべき項目のどこまでをカバーしているでしょうか。大抵のWMSでは「もの」の管理はできたとしても、それ以外の重要要素である「人」や「金」の管理はできないことが一般的です。
何故なら物流センターとして「人」や「金」の管理が必要であるというニーズが少ないからでしょう。そのためシステムベンダーがこういった領域を織り込んでいないことが考えられそうです。
次回に続きます。
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