見える化は目的を明確に 本当の見える化で効率向上(その6)

投稿日

...

サプライチェーンマネジメント

◆ 物流安全も見える化で管理を

 見える化の真の目的は、今の物流現場の管理状態がどうなっているのかが一瞬で判断できることにあります。単なる掲示物のオンパレードではありません。それぞれの掲示には意味があるのです。工場で工具をその形に縁どりしたボードに吊るしているところを見掛けることがあります。もしそこに工具が無ければどの工具が使われているのかが一目で分かります。

 これと同じ手法で清掃用具を管理することができます。今、箒(ほうき)が使われているのか、塵取りが使われているのかが一目で分かる状態を作ることが大切です。こういった物流現場で使う備品類は見える化で管理状態に置くとともに、管理責任者の名前を掲示しておくと良いでしょう。

 工具や清掃用具とはいえ、大切な会社の資産です。これらが安易に紛失されないよう責任者を決めて管理をするのです。見える化の活動の一環として、仕事を行う際の保護具の状況を示している会社もあります。作業着や軍手、ヘルメットや保護メガネなど、その職場で身に付けなければならない保護具を示すのです。

 大抵の場合、それらを身に付けた人の絵や写真で示すことが多いようです。その隣には等身大の姿見を設置します。仕事を始める際にルール通りの保護具を身に付けているかどうかを自らチェックできるようにするためです。

 同時に保護具の置場もしっかりと見える化で管理していきましょう。ヘルメットであれば工具や清掃用具と同じ方式でよろしいかと思います。

 フォークリフトの始業点検も見える化しましょう。点検ポイントをフォークリフト置場に掲示するとともに、点検チェックシートもその場に掲示しておきましょう。安全に絡む部分は見える化管理が非常に効果的です。トラックの管理についても車庫の近辺に必要な掲示をすることをお勧めします。

 見える化はやり方を間違えずに目的を明確にして実施していきましょう。

   続きを読むには・・・


「サプライチェーンマネジメント」の他のキーワード解説記事

もっと見る
サプライチェーンマネジメントの最終目標とは

 サプライチェーンマネジメントは、企業のキャッシュフローのスピードを上げて、企業の生命力を強くすることが最終目標です。血液の流れが円滑であることが生命力の...

 サプライチェーンマネジメントは、企業のキャッシュフローのスピードを上げて、企業の生命力を強くすることが最終目標です。血液の流れが円滑であることが生命力の...


物流人財育成【連載記事紹介】

  物流人財育成の記事が無料でお読みいただけます!   ◆物流課題を解決できる人財育成 「物流は極めて重要な戦略的課題であ...

  物流人財育成の記事が無料でお読みいただけます!   ◆物流課題を解決できる人財育成 「物流は極めて重要な戦略的課題であ...


自動車産業、モジュール部品メーカーが完成車の品質を保証する

 モジュールサプライヤー、例えばトヨタ系列でいえば部品メーカーのデンソーやアイシン精機、またGMの部品製造部門が切り離されて独立したデルファイ、そしてドイ...

 モジュールサプライヤー、例えばトヨタ系列でいえば部品メーカーのデンソーやアイシン精機、またGMの部品製造部門が切り離されて独立したデルファイ、そしてドイ...


「サプライチェーンマネジメント」の活用事例

もっと見る
改善提案を提出してもらえるようなアウトソースとは アウトソースを過信するな(その2)

◆ 物流仕様を明確に伝える  アウトソースに失敗する会社の特徴として「物流仕様を明確に伝えなかった」ということが挙げられます。荷主会社が物流業務をア...

◆ 物流仕様を明確に伝える  アウトソースに失敗する会社の特徴として「物流仕様を明確に伝えなかった」ということが挙げられます。荷主会社が物流業務をア...


宅配物流について考える (その2)

1. 宅配物流の拡大  今は主として通販とふるさと納税関連で拡大している宅配物流ですが、今後はどうなっていくでしょうか。間違いなく今以上に、需要は拡...

1. 宅配物流の拡大  今は主として通販とふるさと納税関連で拡大している宅配物流ですが、今後はどうなっていくでしょうか。間違いなく今以上に、需要は拡...


利益率の良い仕事とは 利益率を確保する物流会社の取組(その3)

◆ 外払いコストを3割下げる  物流業務の前後に利益率の良い仕事が転がっています。それに取り組むことで多分従来の仕事より利益を確保できると考えられま...

◆ 外払いコストを3割下げる  物流業務の前後に利益率の良い仕事が転がっています。それに取り組むことで多分従来の仕事より利益を確保できると考えられま...