行動につながる「見える化」とは 本当の見える化で効率向上(その1)
◆ 物流作業の急所を端的に示す
物流現場がすっきりしたところで今度は物流活動の各アクションにつながるように「見える化」を進めていきましょう。アクションにつなげることが目的です。したがって物流現場のSQDCに関して会社として何らかのアクションを求められていることを優先的に取り組んでいきましょう。
先日ある物流倉庫を訪問したところ、天井から大きなボードが吊り下げられており、そのボードに3つほど作業の留意点が書かれていました。こういった「留意点の見える化」はアクションにつながりやすいため効果的だと言えそうです。そこで作業する人たちに端的に何をして欲しいかを一言で示すのです。
『出荷時は現品とラベルと出荷伝票の3点照合を行うこと』といったようにその工程で必ず守らなければならないことを端的に示してあげるのです。文字をたくさん入れた長文は避けましょう。それは標準作業書の方に任せればよい話なのです。
またその倉庫では、標準作業書の抜粋版を倉庫内の柱に大きく拡大して貼り付けていました。このケースではやや文章が長いのですが、時々作業者が「あれ、どうするんだっけ?」というような疑問がわいた時には効果的なやり方だと思います。
また随所に作業のポイントがメモで付けられていました。たとえば小物製品のピッキング棚に新製品を見分けるポイントが手書きで書かれ、貼り付けてあったのです。聞いてみるとこのやり方は物流現場のパートさんたちのアイデアだそうです。自分たちがミスをしないためにわかりやすくポイントだけを掲示しているのです。
このような「現実的な」やり方で見える化は進めるべきなのです。そのためには現場の人たちの意見を取り入れて進めることがよいと思います。
次回に続きます。
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