仕事の効率を落とす要因 物流の波動と平準化(その3)

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  SCM
 

1. 仕事の「平準化」

 工場で部品納入が朝一番に集中することは、担当者の発注の仕方と在庫の持ち方に原因があることは前回お話させていただいたとおりです。納入された部品は荷降ろし場にずっと置いておくわけにはいきませんので、物流作業者がせっせと在庫置き場に運搬作業を始めたのです。
 
 この結果として工場内通路の渋滞、物流作業者の繁閑差が発生し、仕事上のロスと安全上の問題を引き起こしていたのです。そこでこの納入を一日の中で分散させることで問題点を解消することにしたのです。これによって朝から夕方まで平均して仕事をするようになりました。
 
 これを仕事の「平準化」と呼びます。
 

2. 稼働分析による平準化

 今まで物流は集中するものだというのは固定観念に過ぎなかったわけです。平準化されることで荷降ろし場がすっきりとし、ピークで抱えていた物流作業者を減らすことができました。通路上の渋滞も緩和されました。
 
 物流作業に波動があるのではなく、波動を作り出していると言った方がふさわしいと思います。まず仕事は平準化することが第一と考えるべきなのです。物流倉庫では入庫の時間帯、出庫の時間帯、出荷準備の時間帯、トラック積み込みの時間帯といった、時間帯別の仕事の仕方をしているところが多いと思います。
 
 しかし、これを一日の中で平準化していくことを考えてみてはいかがでしょうか。そのためにまずは一日物流作業者の稼働分析を実施してみましょう。
 
 もし作業のばらつきや繁閑差があるのであれば改善の余地があると考えるべきです。外的要因はともかくとして、自ら波動を作り出して仕事の効率を落とすことはやめましょう。取引先と調整することも必要になりますが、それについても相手に相談することをためらわずに実施しましょう。意外と要望に応じてくれることもあると思われます。
 

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