物流で儲ける 物流関心度を高める(その3)

投稿日

...
 物流
「物流で儲ける」こんなことはできるのでしょうか。物流はサプライチェーン効率化のキーですから、「物流で儲ける」ことは、大いにあり得ます。
 
 お客様は買った商品をすぐ欲しい、しかも自分で運びたくない、と考えます。大きな商品や重い商品などは特にその傾向が強いのではないでしょうか。しかも、欲しいものは常に在庫がある、という状態を作っておけば、売りのがしも避けることができます。さらに、豊富な品ぞろえはお客様を呼び込む貴重なツールです。
 
 いかがでしょうか。これらはすべて「物流」の仕事です。重要度が高いものとしての「リードタイム短縮」。オーダーが入ったらお客様にお届けするまでの各工程でリードタイムを短縮します。
 
 オーダー処理のリードタイム、出庫指示のリードタイム、ピッキング作業のリードタイム、梱包リードタイム、出荷リードタイム、配送リードタイム、このすべての工程を縮めることが競争力強化につながります。お客様が欲しいと思われる商品を、常に出荷できる状態にしておくことも顧客志向の物流です。そこでは在庫管理がものを言うわけです。
 
 物流を単なるコストとしてとらえるのではなく、顧客満足度を向上させるツールとして使うわけです。とかく会社経営者は物流を単なるコストとして認識していますので、物流が顧客満足につながるという認識は薄いかもしれません。しかし、努力して、上記のような物流高度化につなげれば、商品の売れ行きに大きな影響を及ぼします。
 
 これは何も B to C に限ったことではありません。企業間でのもののやり取りでも同じです。顧客企業のオーダーに対してジャストインタイムで、低コストで届けることができれば取引額拡大につながるはずです。
 
 もう一歩踏み出して、高付加価値業務ができると良いのではないでしょうか。たとえば運ぶだけではなく、機械などの据付も実施できる会社は重宝されます。
 
 商品のラッピングも流通過程で必要になりますので、その業務も代行する。簡単な組み付け作業も代行する。要は物流を従来の狭い範囲だけにとどめないということです。
 
 ちょっとした工夫が「物流で儲ける」ことにつながります。「物流で儲ける」ことを目標に仕事を進めた方が良いのではないでしょうか。
 

   続きを読むには・・・


「サプライチェーンマネジメント」の他のキーワード解説記事

もっと見る
ギリギリまで作らない、運ばない、仕入れない (その11)

1.予測できない売行き    前回のその10に続いて解説します。何がいつからどのくらい売れるのか、だれも予測できません。だから欠品になるので...

1.予測できない売行き    前回のその10に続いて解説します。何がいつからどのくらい売れるのか、だれも予測できません。だから欠品になるので...


サプライチェーンにおけるリードタイム短縮の方策

1.情報共有とチームワークによる同期化  危機感や目標の共有が、キャッシュの回転スピードを上げます。 サプライチェーンの同期化とは、車の運転でいえば、速...

1.情報共有とチームワークによる同期化  危機感や目標の共有が、キャッシュの回転スピードを上げます。 サプライチェーンの同期化とは、車の運転でいえば、速...


サプライチェーンもTビジネスからeビジネスへ

 あらゆるビジネスが、伝統的な従来の商売のやり方(トラィデショナル:Tビジネス)から、コンピュータとインターネットを使った商売のやり方(エレクトロニクス:...

 あらゆるビジネスが、伝統的な従来の商売のやり方(トラィデショナル:Tビジネス)から、コンピュータとインターネットを使った商売のやり方(エレクトロニクス:...


「サプライチェーンマネジメント」の活用事例

もっと見る
受注と納入 物流リードタイム短縮を考えよう(その1)

  1、受注リードタイムはどれくらいか  物流がコストだけを追求する時代は終わり、現在は『サプライチェーン全体の効率化』が求められていま...

  1、受注リードタイムはどれくらいか  物流がコストだけを追求する時代は終わり、現在は『サプライチェーン全体の効率化』が求められていま...


「2Sと躾け」に取り組む 物流最高品質を生み出すものとは(その2)

        ドライバーに対する教育はとても大切です。なぜならお客様と直接相対するのはドライバーだからです。5Sの「躾け」の部分が特に重要と言えそ...

        ドライバーに対する教育はとても大切です。なぜならお客様と直接相対するのはドライバーだからです。5Sの「躾け」の部分が特に重要と言えそ...


物流改善技術とともに大切なこととは

1. 改善戻りに対する歯止めとは  いろいろな会社で物流改善のお手伝いをさせていただく過程で、非常に重要だと感じることがあります。それが「本気で会社...

1. 改善戻りに対する歯止めとは  いろいろな会社で物流改善のお手伝いをさせていただく過程で、非常に重要だと感じることがあります。それが「本気で会社...