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自由化市場での原則:物流の適正価格とは(その1)

◆自由化市場での原則
物流業界では運送について、今の価格が安すぎるのではないかということがあるので「適正価格」ということが話題になります。私たちは日常生活の中で物流の恩恵を被っています。手に入れるすべてのものは情報を別として物流を介して運ばれてきます。
情報も新聞であれば物流を介します。食料品でも日用品でも、衣料品でも家具什器でもすべて物流が必要であることは明らかです。これらの国民が必要とされるものを運ぶ仕事である物流は大変重要であり、もっと高く売れるのではないか、という意見があるのです。
まず重要性について。これは多くの人があまり認識していないことかもしれませんが、重要であることは確かでしょう。震災の時にものが手に入らないということになると、そこで初めて「ああ、やっぱり物流は大切だね」という意識になるわけです。
お中元やお歳暮も物流で届けられます。時期が集中するわけですから大変なことですが、だからといって時期をずらして運ぶわけにはいきません。これをもう少し多くの人たちに意識して欲しいということはわからないではありません。そう考えているのは私たち物流に携わる者だけかもしれませんが。
次に価格の妥当性です。物流はかつて規制産業でした。しかし1990年に自由化されて以降、基本的にお客様と相対で価格を決めることが可能になりました。自由化以降、特に運送会社の数が劇的に増え、今やその数は6万3000社に迫ろうとしています。一方で国内貨物は今後増えることは考えにくい状況にあります。ということは、需要と供給の関係で価格は決まりますから価格が上がることは今の状況では難しいということになるでしょう。
私たちが認識しなければならないということは、「価格はお客様が決めること」だということです。もしかしたらこの認識が私たちに薄いかもしれません。お客様は欲しいものを納得いく価格で手に入れたいと思います。当然のことです。これは自由化された市場では大前提となるのです。
次回に続きます。
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