現場の嘆き 特許活用によるイノベーション創出(その1)

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  知的財産マネジメント
 

 

【特許活用によるイノベーション創出 連載目次】

 

 今回から、連載で特許活用によるイノベーション創出について、解説します。
 

1. 研究開発/技術戦略部門の現場の嘆き

 
 企業のR&Dの現場では、新たな価値を生み出すために個々のレベルで、何を目指して研究するべきか、市場のニーズの取り込み日々考えて行動しています。しかしながら、事業部と関連しロードマップにあるテーマであれば開発すべき方向が明確であるが、基礎研究や開発の現場では、何を開発してよいのかテーマの選定に悩んでいるのが実情です。
 
 現場の声としては、「次に何を開発すべきか」、「市場のニーズがわからない」、「材料の研究をしているが、得られた材料の顧客のニーズを知りたい」、「保有技術のいい出口はないか」などがある。これらの悩みは多くの大企業、中小企業から聞こえてきており、各社の課題であると思われます。
 
 

2. 特許情報の凄さ

 
 特許法の第1条では、「この法律は、発明の保護及び利用を図ることにより、発明を奨励し、もつて産業の発達に寄与することを目的とする。」とあります。すなわち特許制度は、製造業においては、発明 ≒(技術的イノベーション)商品化につなげ、利益を上げるために重要な役割を果たす制度です。特許は国内で、年間約30万件以上出願されています。(特許庁HPより)
 
 特許の中には、いわゆる「発明」が記載されているわけですので、国内でいろんな分野の発明がこの数だけ生産されていると考えられます。まさに発明の宝庫です!約30万件というのは年間の発明の数ですから、過去20年ぐらいを遡ると600万件以上の発明を調べることができるということです。
 
 30万件の中で自分の研究、開発、ビジネスに関連するものはその一部かもしれませんが、考え方やコンセプトなどは適用可能です。
 
 これらは他人の発明ですが、これらを有効に活用して自身のイノベーションに繋げれないかと考えています。今回は。このやり方を解説します。
 
 次回に続きます。

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