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集団での問題解決ふたつのアプローチ

1.集団での問題解決ステップについて
下の図1は私がまとめた集団での問題解決ステップ論であり、次の5つからなっています。
①問題提起(問題を定義づける)
②問題把握(問題自体を分析する)
③課題設定(解決すべき課題を決める)
④課題解決(解決策と手順を決める)
⑤総合評価(実行前に検討評価をする)
集団として問題解決する際は、個人発想とはっきりした違いがあります。それは全員が今、どんなステップなのか、何をする段階なのか共通して理解していなければ、集団思考がうまくいかないからです。
そして、集団の場合は問題解決を組織的に行えるわけです。だから、その問題についての情報収集の為の「問題把握」のステップと、解決策を考える「問題解決」のステップを明確に区分することが重要になります。
2.問題解決の2つのアプローチ方法
問題解決のすすめ方には個人と集団の違いと同時に、時間軸を考えに入れることで差が出てきます。右図はその2つのアプローチの違いを示したもの
です。
左記の「理想設定型アプローチ」はその名の通り、未来にはこうなるべきという理想の状況をまず考え出し、次に現実とのギャップをいかにうめていくか、という手順を取ります。
一方、「現状分析型アプローチ」は現在はどうなのかその問題点をじっくり把握した上で、将来どうあるべきかという対策を考え出すというやり方です。
もし問題が、抜本的に変えるべきものや自由に計画できるものなら理想型を、改良的な問題や組織問題など人間がからむものは現状型の方が向いているといえましょう。
そしてこれからは、単に現状の改善を考えるばかりでなく、未来の構想をもっともっと考えることが要求されます。その意味から言えばこれからは理想設定型が今以上に要求されることになるでしょう。企業もTQC(総合品質管理)の時代から、リストラやリエンジニアリング等抜本的改革の時代へと移行しています。世界基準を目指して企業が抜本的な変革を行うためには今まで以上に理想設定型アプローチによる問題解決が求められます。 図1.問題解決2つのアプローチ
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